AI英会話は、たしかに便利
AI相手の英会話は、ここ数年でかなり身近になりました。間違えても恥ずかしくない、24時間いつでも相手をしてくれる、人を雇うよりずっと安い。思いついた瞬間に話しかけられる手軽さは、学習のハードルを大きく下げてくれます。
私たちもこの便利さを否定したいわけではありません。Talkishでも、チャットの添削や翻訳サポートにはAIを使っています。AIは道具として非常に優秀です。ただ、英会話の練習を続けていくと、ある地点でふと冷めてしまう瞬間があるのも事実です。
でも、AIには質問ができない
そもそも、私たちは「AIと英語で会話したい」という目的でAI英会話を使っているわけではないはずです。本当の目的は、最初から「人と話すこと」だったはず。AIはそのための練習台であって、ゴールではありません。
AIと話したいわけじゃない。本当は、最初から人と話したかったはず。
試してみるとわかるのですが、AIは「今日何したの?」という、ごくふつうの質問をしてきません。正確には、聞いてくることはあっても、こちらはどこかでその質問が本気ではないと分かっています。返ってくる相槌や反応が、結局は作りものだと知っているからです。
AIには、質問ができない。答えが作りものだと知っているから。
会話の中で、相手が自分に興味を持ってくれている——そう感じられる瞬間が、実はかなり大きな部分を占めています。AIにそれを期待するのは、そもそも筋違いなのかもしれません。
会話は、魅力のやり取り
コミュニケーションとは、よく考えると双方向のやり取りです。自分の魅力や考えを相手に届けること。そして同時に、相手の魅力や考えを感じ取ること。この二つが同時に起きているから、会話は面白くなります。
AI相手の練習でできるのは、このうち「自分が話す」側の半分だけです。悩みを話す、今日あったことを言う、という発話の練習には十分役立ちます。でも、相手の反応に本当に心が動かされることはありません。それは生きたコミュニケーションとは、少し別物なのだと思います。
人と話すと、なぜ身につくのか
人との会話が記憶に残りやすいのは、いくつかの理由が重なっているからだと考えられます。何を聞かれるか予測できない緊張感、伝わったときの実感、そして相手そのものへの興味。この三つが組み合わさると、そのときに使った言葉は「その人との会話」という記憶と一緒に残ります。
次に同じ人と話すとき、前の会話を覚えていてほしい、もっと伝えたい、という気持ちが自然に湧いてきます。この「また話したい」という感覚こそが、学習を続ける一番のエンジンになります。
AIと人、両方使えばいい
ここまで書いてきたことは、AIを使うべきでないという話ではありません。実際、私たちはAIの添削や翻訳の力を信じていますし、それがあるからこそ安心して会話を始められる人もたくさんいます。準備や練習にAIを使い、本番の会話は人とする。両方を組み合わせるのが、いちばん無理のない形だと思います。
Talkishは、ネイティブや同じ言語を学ぶ人と実際に会話しながら、その会話をAIの添削サポートが裏側で支える設計にしています。人との会話で生まれた表現は、そのまま自分だけの復習教材(Passages)になります。飽きずに続けられる英会話を探している方に、試してみてほしい場所です。
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